物価は上がるのに軽貨物の運賃はなぜ上がらない?現役ドライバーが感じる業界のリアル🚐
ガソリン代は上がる。
タイヤも高くなる。
コンビニのおにぎりですら値上がりしている。
それなのに、
「軽貨物の運賃は何年も変わっていない」
そんな風に感じているドライバーも多いのではないでしょうか。
今回は、現役ドライバーの視点から「なぜ軽貨物の運賃は上がりにくいのか?」について解説します。
荷物は増えているのに運賃は上がらない
ネット通販の普及により、配達する荷物の量は年々増えています。
Amazonや楽天、ネットスーパーなどの利用者は増加し、軽貨物業界にとっては追い風のはずです。
しかし現実は、
- 荷物は増える
- 配達件数も増える
- でも単価はほとんど変わらない
という状況が続いています。
多くのドライバーが「忙しくなったのに楽にならない」と感じているのが実情です。
理由① ドライバーが増えている
軽貨物は比較的始めやすい仕事です。
- 普通免許があれば始められる
- 黒ナンバー取得で開業できる
- 副業としても人気
そのため参入者が増えています。
仕事を受けたい人が増えれば、どうしても価格競争が起こります。
結果として、
「この単価でもやります」
という人が現れ、運賃が上がりにくくなるのです。
理由② 多重下請け構造
軽貨物業界には、
荷主
↓
元請け
↓
一次請け
↓
二次請け
↓
ドライバー
という構造が残っています。
途中で管理費や手数料が差し引かれるため、実際に荷物を運ぶドライバーの取り分が少なくなるケースもあります。
ドライバーからすると、
「荷主は高い料金を払っているのに、自分には回ってこない」
と感じることも少なくありません。
理由③ 荷主側もコスト削減を進めている
企業側も厳しい状況です。
- 原材料費高騰
- 人件費上昇
- 光熱費上昇
などにより、配送コストを抑えたいと考えています。
そのため運賃の値上げ交渉が難しくなることがあります。
理由④ 「軽貨物は誰でもできる」と思われがち
実際には、
- 地理知識
- 配達技術
- 接客対応
- 安全運転
など多くのスキルが必要です。
しかし一般的には、
「誰でも始められる仕事」
というイメージが強いため、運賃が上がりにくい要因になっています。
それでも業界は少しずつ変わっている
近年は物流業界全体で、
- ドライバー不足
- 2024年問題
- 下請法改正
- 適正運賃の推進
などの動きが進んでいます。
以前と比べると、
「安すぎる運賃は見直すべき」
という考え方も広がっています。
稼げるドライバーは何が違う?
単価が同じでも収入に差が出るのはなぜでしょうか。
稼いでいるドライバーは、
エリアを熟知している
無駄な移動が少ない。
積み込みが上手い
荷物を探す時間が短い。
良い案件を選んでいる
単価だけでなく条件も重視する。
企業配送を取り入れている
宅配以外の仕事も確保している。
こうした工夫で収入を伸ばしています。
現役ドライバーとして思うこと
正直なところ、
「ガソリン代は上がるのに運賃は変わらない」
と感じる場面はたくさんあります。
しかし同時に、
運賃だけに頼るのではなく、
- 効率化
- 案件選び
- スキルアップ
が今まで以上に重要になっているのも事実です。
まとめ
物価が上がっているのに軽貨物の運賃が上がりにくい背景には、
- ドライバー増加
- 価格競争
- 多重下請け構造
- 荷主側のコスト削減
などの理由があります。
ただし、物流業界は今後もドライバー不足が続くと予想されており、適正な運賃への見直しも少しずつ進んでいます。
軽貨物で長く活躍するためには、
「運賃が上がるのを待つ」のではなく、「効率と案件選びで稼ぐ力を身につけること」
が大切なのかもしれません。
「稼げるドライバー」は、運賃だけでなく働き方そのものを工夫しているのです。
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